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自然ガイド

兜沼小中学校で冬の自然観察

春と夏に続いて3回目の総合授業があり、講師としてお招きいただきました!

思えば、昨年春にガイドとしての独立後、初めてご依頼をいただいたのが、こちらの兜沼小中学校さんでした。

今回は小学生から中学生までの全校児童19名と学校の周りの林を歩いて、様々な樹木や動物の痕跡などを観察しながら一緒に散策しました。

出発前に体育館で、冬の季節に見られる鳥や動物などのクイズや紹介をしてから、外に出てスノーシューの準備。初めてのスノーシューに興奮気味の子供たち。

最初に西側の斜面をワーイ!とお尻で滑り降りたら、あれ何かあるぞ!?

ここで自然の中に隠された人工物を探すネイチャーゲームの「カモフラージュ」をやりました。

カラフルなぬいぐるみはすぐに見つかったけど、さすがに真っ白なアザラシのぬいぐるみ、白いハンガーやス白いプレーボトルは結構難しかったみたい。

なかなか全部見つけられない下級生を、すでに正解した上級生が「一緒に探しに行く?」と優しく自然に声を掛けてあげていたのが印象的でした。

これぞ小規模校で子供たち同士の仲が良い兜沼小の良さだなぁと思いました。

その後はフカフカの雪にダイブしたり、キクラゲを見つけて収穫したり、木の穴を覗いたり、カエデの種を飛ばしたり、トドマツの葉をチクチク触って匂いをかいだり、松ヤニの香りの感想を言い合ったりetc…、色々しました。

学校のすぐ周りで何でも探して楽しめてしまう自然の懐の深さも兜沼ならでは。自然ガイドとしては大助かりです。

兜沼の子供たちは普段から学校周辺の自然に慣れ親しんでいるので、私の問い掛けにもどんどん答えてくれました。そして、学校の周りで見かけた鳥や生き物の話もしてくれました。みんな本当によく知っているなぁと思い、感心しました。

1年を通じて身近な自然に触れたり、見つめる経験は、子供の成長にとってきっとプラスになると思います。兜沼小中学校ならではの豊かな自然を活かした教育は素晴らしいと感じています。

ちょっと風が冷たい中、元気に最後まで一緒に歩いてくれた子供たち、本当にありがとう!

そして、このような機会を与えて下さった兜沼小中学校の先生方に心から感謝申し上げます。また次年度も機会がありましたらお声掛けいただけたら嬉しく思います。