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旅に出て健康になる♨とよとみで。

楽しみにしていたヘルスツーリズムの実践セミナーが開催されました。

最初にNPO法人日本ヘルスツーリズム振興機構の西崎事務局長からヘルスツーリズムの概要についてのお話がありました。

健康×観光という組み合わせが、他には無い価値ある時間を提供し、参加者にも地域にも様々な効果があることが分かりました。

次に株式会社ウェルネスツーリズム研究所代表取締役の木下先生から、ヘルスツーリズムの実践講座として、ドイツや国内の取り組みをご紹介いただきました。

木下先生よると、人は旅をすると幸福感が得られ、旅先で決めたこと(たとえば、禁煙やダイエットなど)は、旅が終わってからも持続することが科学的に明らかになっているとのことでした。

旅が人を変えるというのは本当だということですね。他にもエビデンス(科学的な根拠)が重要であることをご説明いただいたり、運動や食事例なども見せていただき、実際にセミナー参加者も色々な運動を体験してみました。

後半は、木下先生が座長をされてパネルディスカッションが行われ、豊富町国民健康保険診療所の柴﨑先生(所長/内科医)、豊富町観光協会の栗山事務局長、あと私も自然ガイドの立場で登壇させていただきました。

豊富町でのヘルスツーリズムの可能性について、それぞれの立場から前向きな意見がたくさん出され、実際にうまくいきそうな、希望が持てる内容でした。会場にはお忙しい中、行政の方や温泉宿泊施設の方、医療関係者など地域のキーパーソンの方々が見えられていたので、本当にありがたかったです。

全国に48か所あるヘルスツーリズムの認証地域のうち、北海道内ではまだ認証が1つも無いそうです(ちょっと意外でした)。現在、豊富町観光協会さんが認証手続きを進めて下さっており、このまま順調に認証が得られれば、豊富町が北海道第1号になります。そうなれば、いよいよ本格的にヘルスツーリズムツアーが動き出します。

この地域には、効能豊かな豊富温泉があり、国立公園に指定されている豊かな自然があり、案内できる人材もいます。そして、受け入れのために何より重要な宿泊施設と医療機関さんも協力して下さっているので、ヘルスツーリズムとの親和性が高い地域だと言えるでしょう。今後も病院や宿泊施設など、地域の関係者で連携して取り組んでいければ、他には無い独自のポジションを築けるのではないかと期待しています。