鏡のような穏やかな河口へ
兵庫県からお越しの素敵なご家族をご案内させていただきました。
息子さんが日本の一番北の端に行ってみたいとのことで、今回、ご両親が思い切って初めての北海道で稚内行きを計画して下さったそうです。
詳しくお聞きしてみると、なんと札幌に到着後、夜行バスで早朝に稚内に到着されて、午前中はレンタカーで宗谷岬などを巡り、午後はカヤックに参加して、その日の夜行バスでまた札幌に戻られるという超ハードスケジュールで驚きました。
この日はいつも風が強い稚内にしては珍しく、ほとんど風が無い日で、穏やかな水面には周囲の景色が美しく映り込んでいました。
中でも圧巻だったのが、日本海に出る勇知川の河口部です。空と雲が映り込んで、感動的な素晴らしい眺めでした。
低い雲が掛かっていて利尻島は麓の方しか見えない状況でしたが、海を見ながら休憩していると、山頂が雲の上に顔を出してくれました。
この後、帰る頃にはまた見えなくなったので、みんなで砂浜にいた時間だけ「わざわざ遠くまで来てくれてありがとう」と山が挨拶してくれたようでした。
冬の宗谷にもご興味を持っていただきましたので、もし機会がありましたら真っ白な雪の季節にも是非またお越し下さいませ。お待ちしております。