嬉しい訪問、のんびりカヤック
懐かしい二人が久しぶりに東京からサロベツに遊びに来てくれました。元サロベツサブレンジャー(国立公園内で環境省のレンジャーを補佐して普及活動や保全活動する大学生アルバイト)で昔のビジターセンターで活躍してくれた二人です。
当時の私はサロベツの小さなNPOの職員になってまだ数年で、自身もサブレンジャーOBでしたので、休みの日には周辺をあちこち案内したり、夕陽や星を見に行ったり、年も近い大学生たちと良く宿舎で一緒に飲んだものです。
卒業後、しばらくして結婚した二人ですが、なんと結婚時にはわざわざ東京からこちらまで来てくれて、豊富町役場に婚姻届を出しに来てくれました。二人のサロベツへの愛、思い入れの深さに感動したものです。
結婚式にも呼んでいただき、席次表には「新郎新婦恩人」というあまり目にしない肩書が書かれており、サロベツから持参した泥炭ブロックを見せながらお祝いのスピーチをさせていただいたのが懐かしいです。
そんな彼らも今では二児の親となりました。今回は家族で豊富温泉に3連泊する中で、何か新しいことに挑戦してみたいということでしたので、それならば是非!ということで三日月湖のカヤックをご案内しました。
みんな初めてのカヤックでしたが、カモがたくさん見れたりして喜んでくれました。他にもサケを見に行ったり、渡り鳥を見に行ったり、湿原を歩いて夕陽を見たり、この季節のサロベツの自然を満喫して、とても充実した時間を過ごせたのではないかと思います。次に会う時には、きっともっと大きくなった子供たちに会えるのが楽しみです。(写真掲載の許可をいただいております)