湿原調査で懐かしの場所へ
日本国内の代表的な自然を有する場所1,000か所において、100年間にわたり、変化を記録する環境省の壮大なプロジェクト。それがモニタリングサイト1000です。


2003年にスタートして、20年以上が経過しました。それでもまだ80年近く続きます。


もちろん、このプロジェクトの対象調査地には、私が大好きなサロベツ湿原も含まれています。詳細な調査を行う植生調査は5年に1回の頻度(最初の頃は3年に一度)ですが、気温・地温・地下水位のデータは、湿原内に設置されたデータロガーによって毎日1時間毎に記録されています。


こちらのデータロガーの電池が切れる前に、新しい機材に交換する作業を年1回行う必要があり、近年は私の方で担当させていただいています。


今回は妻に記録とサポートを頼み、普段は立入禁止になっている旧ビジターセンターの木道を歩き、様々な研究機関や研究者の方が調査機材を設置しているエリアに到着。滞りなくデータロガーの交換を終えることができました。


やっぱりこの場所に来ると、360度の地平線を見渡せるので、本当にサロベツ湿原を広~く感じられます。どこまでも続く湿原と空を見ていると毎年、夏休みにサブレンジャーとして訪れていた学生時代の思い出も甦ってきます。


旧ビジターセンターの木道は、現在の湿原センターの高架式木道とは違い、平置きタイプの木道なので、ミズゴケがとても近くて、野鳥たちも近く、こちらはこちらで本当に魅力的で素敵なところです。特にツメナガセキレイはたくさん見られますし、何より高層湿原の植物たちを観察するのには適しています。


きっと、こちらの旧木道に馴染みのある方は、地元にも遠方にもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?昔は一般の方をご案内するバックヤードツアーをこちらでも実施していた頃がありましたが、木道の老朽化も進み、残念ながら近年は行われていません。


でも、今回行ってみて、またいつかこの場所をご案内する機会があればなぁと、改めて思いました。


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