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半年前、廃駅めぐりで幌延へ

今年の春、ふと思い立って、近隣の廃駅を周って来ました。過去の経験から、廃駅になると間もなく駅舎が取り壊され、ホームも撤去されてしまい、あっという間に面影を失ってしまうので、その前にもう一度訪れておこうという気持ちでした。

雄信内駅はまだ建物はありましたが、駅名標は取り外されていました。南幌延駅も同様に駅名標は無くなっていました。

一方で、2021年3月のダイヤ改正で廃駅になった上幌延駅は、ホームこそ撤去されていますが、旧駅舎は残され、リニューアルされた駅名標もあるので、なんだか不思議な印象です。

個人的には、南幌延駅の板張りのホームは好きでしたので、廃駅は残念でなりません。雄信内駅も抜海駅も、味のある駅舎が好きでした。

廃駅になっても、記念に残すなら残して新たな活用方法を考えるという方針でも良い気がしますが、秘境駅の里・幌延町として、この先どうしていきたいのかが統一されていないのが残念な気がします…。

この日は、稚内の抜海駅には行く時間なく、最後の姿を見ることはできませんでしたが、すぐに跡形もなくなってしまうで切ないです。

あまりJRを利用できていない自分に言えた義理ではありませんが、宗谷本線には廃線にならないよう頑張ってほしいですし、鉄道好きの一人としても応援しています。

地域に鉄道があるのと無いのでは、住民の暮らしやすさや、いざという時の安心感も違うでしょうし、観光のハイシーズンには鉄道の輸送力が必要です。

道内他地域の廃線になってしまった地域へは、やはり観光客としても訪れにくいのは確かだと思います。

地域住民の人口が減っていく中では、この先、観光利用の割合が路線維持のためには益々重要になっていくでしょう。自分も廃駅になってしまう恐れのある利用者の少ない駅を利用して、JRを利用するようなツアーとかができたら、ごくごく僅かですが、微かに貢献できるでしょうか…。次年度、何か1つくらい考えてみたいなぁと思っています。