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悲しい現実

雪がとけて顔を出すのは可愛い植物たちばかりではありません。

海岸草原や砂浜があらわになると、たくさんのゴミが目に入るようになりました。

冬の間に打ち寄せられた大量の漂着ゴミのうち、巨大な発砲スチロールなど、軽いゴミが強風で飛ばされて海岸草原や牧草地に点々と転がっています。

初夏にはエゾカンゾウが一面に咲き乱れる風光明媚な海岸線なのに本当に残念でなりません。

かつては、観光シーズンを迎える前に、海岸草原の清掃活動が行われていましたが、ここ数年は行われておりません。

なんとかしたいと思っても、運搬や処分には労力も費用が掛かりますし、これだけの膨大なゴミの前で一人の力ではどうにもならず、無力感が募ります…。

日本海の向こうに利尻島と礼文島を望む国立公園の美しい海岸線に大量の漂着ゴミは似合いません。

なんとかしたい、でも組織力の無い現状ではどうにもできないというもどかしさ。

「誰か助けてください」という気持ちです。