とても嬉しい訪問者
この冬、懐かしい二人が久しぶりに東京からサロベツに遊びに来てくれました。


十数年前の元サロベツサブレンジャー(国立公園内で環境省のレンジャーを補佐してガイド活動や保全活動する大学生アルバイト)で昔のビジターセンターで活躍してくれた二人です。


先月も豊富町や稚内市にインターンシップの学生さんたちが訪れてくれていましたが、ある意味では彼らの大先輩のような存在です。


当時の私はサロベツの小さなNPOの職員になってまだ数年で、自身もサブレンジャーOBでしたので、休みの日には周辺をあちこち案内したり、夕陽や星を見に行ったり、年も近い大学生たちと良く宿舎で一緒に飲んだものです。


卒業後、しばらくして結婚した二人ですが、なんと結婚時にはわざわざ東京から豊富町役場に婚姻届を出しに来てくれました。二人のサロベツへの愛、思い入れの深さに感動したものです。

サロベツの神様も、彼らが来るときは最高に良い天気にしてくれて、いつも素晴らしく晴れて美しい利尻島が見えています。


今では2人の可愛いお子さんの親となり、一昨年の秋にもご家族で訪ねてきてくれました。前回は川にサケの遡上を見に行ったり、渡り鳥を観察したり、三日月湖でカヤックをしたりしました。


今回はお子さん連れでは初めての冬の宗谷の旅ということでしたが、稚内で犬ゾリ大会や雪上車を楽しんだり、この日は豊富温泉エべコロの森でのスノーシューツアーでした。


お子さんたちはのびのび元気いっぱいに森の中を走ったり、綺麗なもの、面白いものをたくさん見つけて森の美術館を作ったりして楽しんでいました。


きっと冬の宗谷の自然を満喫して、とても充実した時間をお過しいただけたのではないかと思います。


また次に素敵なお二人と成長した子供たちに会えるのを楽しみにしています。

