選ばれるガイド、選ばれる観光地を目指して
今年は10月もバタバタで、結局、稚内観光マイスター検定の上級は受けられませんでしたが、11月に入っていくつか他の資格取得に取り組んでいます。
その一つが、先日研修に参加した国際基準については学ぶGSTC(グローバルサステナブルツーリズム協議会)のサステナブルツーリズム研修です。
3日間の日程で座学とワークショップを繰り返し、最終日には白い道・大沼バードハウスで現地研修などもありました。
学んだ内容は一言で言うと「持続可能な観光とは何ぞや?」みたいなところなのですが、非常に多岐にわたる分野で、想像していたよりも範囲が広く深く、色々と認識が甘かったり理解できていなかったことに気付かされるものでした。身近なところでは、サービスの際に使い捨て容器を極力使わない、とか環境に関するところですが、社会経済や文化など様々な観点で「持続可能とは?」と考えさせられました。
この先、旅行者の目が厳しくなっていくと(もう既にそうなってきていますよね)、持続可能を考えた取り組みをしていないガイドや宿、観光地は旅先に選ばれず、やがて淘汰されていく可能性が高いです。GSTCの基準、観点、考え方を研修によって学びましたので、早急に見直していく必要性を感じました。
今回は稚内や利尻・礼文からの参加者がほとんどで、豊富町からの参加は私だけでしたが、これはかなり危機感を持って色々考えていかなければならないですし、地域に持ち帰って少しずつでも考えを広げて皆で連携して取り組んでいきたいです。
3日間全日程に参加して修了証をいただきましたので、あとは難関と言われるGSTCのオンラインテストに挑戦中です。研修後に力試しにGSTCの日本版と言われる「JSTS-D(日本版持続可能な観光ガイドライン)」のテストを受けてみたところ、そちらはすんなり合格することができました。
ただ、本家のGSTCのテストはさすがに一味違っていて、選択問題の後の記述問題がなかなかでした。あまり自信はありませんが、できれば一発で合格できますように…。